(第二回)自分には関係ないと思っている人にこそ、事業承継を知ってもらいたい

(第二回)自分には関係ないと思っている人にこそ、事業承継を知ってもらいたい

- ビズマ運営事務局

決して一部の専門家のものだけではない。

事業承継やM&Aといった単語を目にする機会が本当に増えてきましたが、自分に関係があると感じている方々は、まだまだ少ないのではないでしょうか。資金的な余裕がある方もしくは、キャリアとしても新規事業開発や起業経験が無ければチャレンジすることは難しいと思われているのではないでしょうか。しかしながら、世の中にある事業というものは、その会社毎に成り立ちも文化もそれを構成する従業員も全く異なります。

新規事業開発の経験があることや起業経験があることは知識や経験という意味ではアドバンテージになりますが、実際に事業承継をするためには、唯一無二ともいえるその事業を理解し、しっかりと引き継いでいくために、文化や従業員の想いを理解し、それを残すべきなのか改めるべきなのかを決定し、事業を未来へと導いていくためのリーダーシップを発揮することが重要でより大きな力が必要な要素となります。当然ながら、事業承継やM&Aを実行する上での財務や税務等に関する調査(デューデリジェンス)には専門家のサポートは必要ですが、事業承継やM&Aそのものは、事業を推進する方々自身が主役であり、一部の専門家や業者のものではないのです。

実際に事業承継をしなくても市場に活力を与えられる。

事業を成す方々が主役と記載しましたが、もっと言えば実際に事業を経営する方々だけがこの事業承継市場を担っているわけではないと考えています。具体的なお話として、東京の下町のかばん屋さんのオーナーの事例をご紹介したいと思います。

非常に品質の高いかばんを作られることで有名なこのかばん屋さんの製品は、大手百貨店でも販売されており、勉強熱心な服飾の専門学校の学生も知っているような商品でした。実際にこのオーナーの工場を訪ねたこともあるようですが、なかなか扉を開ける勇気がなかったと話してくれました。確かに自分が学生だった頃を思い起こせば、突然下町の工場を訪問するなんて、なかなか難しいですよね。でも実際にはかばん屋さんとして、作業を担ってくれる方々を募集しており、この話を聞いたオーナーも非常に喜んでください、紹介するに至ってことがありました。このような事業承継にダイレクトに繋がるわけではなくとも、「その事業を応援したい」「地元を応援したい」という声が届けば、オーナーが事業承継に前向きになってくれたり、それを目の当たりにした従業員が後継ぎとして立候補してくれたりという動きにつながっていくと考えています。そんな思いで「ビズマ」上の案件情報に「お気に入り」登録の機能をつけています。とあるオーナーは、この「お気に入り」の数字と「閲覧数」を毎日楽しみに見てくれている方もいらっしゃいます。直接、事業承継やM&Aを実行しなくても応援の声を届け、市場を活性化することもできるのです。ぜひみなさんの応援の声を届けて頂きたいと考えております。