フランチャイズ本部の売上に直結するリスクマネジメントとしての事業承継

2021年04月19日ビズマコミュニティ 管理者

リスクマネジメントの取り組みというと、内部統制、ハラスメントなどが代表的なものとしてあげられますが、フランチャイズ(FC)本部にとって、事業承継対策は今まさに考えるべきリスクマネジメントの取り組みです。

日本は高齢化が進んでいますが、FC加盟店のオーナーについても例外ではありません。このまま放置すると、FC加盟店内での廃業が多発し、FC本部としては全体の売上を落としてしまいます。ある日突然加盟店から、「辞めることにした」と連絡がくるのは防がなくてはなりません。

今回は、FC本部がとるべき事業承継対策を、弊社が実際に提供しているソリューションの中からポイントを絞ってお伝えします。

この記事を読み、対策を打っていくことで、将来の売り上げ減少を防ぐことが出来ます。現在まだ、社内で議論されていないとしたら、ぜひあなたが発起人となり対策をしていきましょう。

それでは、事業承継対策の導入にあたり、最初にすべきことから中長期的な対策まで、3つのステップで解説していきます。

①現状把握

 

最初にすべきことは現状把握です。そもそもで、加盟店の情報についてどれだけ把握できているでしょうか。

オーナーの基本属性は把握できていると思いますが、家族構成、資産の状況、後継者の有無、経営者の事業承継に関する意志など、ヒアリングと情報の記録が出来ていることが望ましいです。

例えば、年齢と後継者の有無などを基準に、近い将来に事業承継の支援を行う必要がありそうなオーナーを抽出してみましょう。

あわせて、オーナーと接する機会の多い担当者に、事業承継に対する意識がどの程度あるかも社内で調査することをお勧めします。意識がない状態では、オーナーから情報をヒアリングするのは難しいでしょう。

②担当者への教育

 

現状の把握が出来たら、手始めに社内教育を行いましょう。事業承継が自社にとってどのようなリスクがあるのか、オーナーに必要な支援や提案は何か、最低限必要な知識の付与、などを行うことで、現場でオーナーの廃業リスクについてアンテナが立つようになり、情報が集まるようになってきます。

マインドセットと最低限のスキルセットを行わないことには、オーナーの状況に気付くことが出来ず、支援をする前に既に手遅れで廃業を選択してしまっていた、ということになりかねません。

事業承継に関するスキルは、オーナーが本当に営業を信頼しないと話してくれないという点で、ある意味営業スキルの到達点の一つとも言えますので、営業力強化という点でも効果があります。

③加盟店への支援体制

 

最後に、支援が必要な加盟店への支援体制を整えていきましょう。

後継者不在の加盟店の場合は、後継者マッチングのための情報連携体制が必要です。現状CRMなどのツールで加盟店を管理している場合でも、事業承継という観点で考えたときに、譲渡ニーズと譲受ニーズがタイムリーに管理できるシステムや仕組みを運用をすることが重要です。

また、後継者教育などが出来る体制を整えることも重要でしょう。

加盟店が事業承継の相談を出来るようなコミュニティなどつくり、日ごろからコミュニケーションをとれるような体制を整備するという手もあります。

参考として、弊社のコラムで大手FC本部の事例をまとめているページがありますので、こちらもご覧ください

【参考】フランチャイズの事業承継

https://bizma.jp/blogs/11

今回ご紹介した内容は対策の一部ではありますが、これらの内容を行っていくことで、FC加盟店の廃業を防ぐことが出来、将来の売上減少を防ぐことが出来ます。今が、まさに手を打つべき時です。

いきなり全ては難しいかもしれませんが、まずは現状把握から始めてみませんか?

また、FC本部向けの事業承継コンサルティングも、ビズマは実績がございます。

サービス内容詳細をご説明することも出来ますので、お気軽にご相談ください。